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実はローライのカメラを4台も持っている。そのうちの3台は高輪で購入している。このB35も高輪から引き取ってきた。値段は16,000円だった。ビッグミニだって2万円するのに、ローライが1万円台である。見つけたときには迷わず購入した。高輪ではローライ35用の革製ハードケースも見たことがある。コレクターにとっては垂涎のアイテムであるが、その時持ち合わせがなくて購入できなかった。このあたりがクレジットがきかない高輪で買い物をする時の不満である。その後は実物を見たことがない。
ローライ35Sも二度ほど購入したが、今は一台も手元にない。一度目は荒木経惟のオリジナルプリントの購入資金として神田のG堂書店の若旦那の所に出した。二度目は荒木を買うときに神田のN書店に里子に出したローライコードを請け出す為に身代わりとなった。今ではコンパクトカメラにカメラの本質を見い出すN書店の若旦那に気に入られ、かわいがられているようだ。
神田の古書店の若旦那衆にはローライ35S使いがもう一人いる。一丁目の古本長屋の中で、古い佇まいを持ち一際目立つO書店の若旦那もカメラ(写真?)に造詣が深く、コンタフレックスやニコノス等と一緒にローライ35Sも使いこなす。ちなみに宴会の写真を撮らせたら彼の右に出る者はいない。
1998年12月1日記 |