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こう毎日デジカメを使っていると、日曜日に出かけたときの写真くらいは銀塩カメラで、と思いたくなる。撮った後PCに転送してハイおしまい、というデジカメならではの機能も便利には便利だが、なんだかいままでの習慣からか、写真に対する時間が短くなりすぎるような気もする。銀塩カメラの場合には現像に出せるのはいつだろう、とか、そうなると仕上がりはいつになるんだ?みたいなプロセスが必然としてあった。フィルム1本にかける時間が減ることは、相対的に写真1枚あたりに傾ける気持ちも減るような気もする。まあそんなこと気にしている暇があるならどんどんデジカメで撮ってしまえばいいことなのだけど。
レチナはコダックから出たドイツ製カメラ。レンズは沈胴式でストッパーをはずすと蓋と連動してボディに引っ込み、蓋はパクンと閉まってレンズを保護する。このスタイルのカメラは現在CONTAXから出ているが、すでに発売中止が決定している。クラシックな外観と使用感はたまに持ち出したくなる気分にさせる。フードもコダックから純正が出ているが、レンズとフィルムの間を蛇腹で繋いでいるため内面反射が起こりにくく、フードは事実上必要ない。これはこのカメラの隠れた長所といえるだろう。
このカメラに付いているXenon50mmF2.8はシュナイダー製の優秀レンズ。トーンの豊富なネガを作ってくれる。引き伸ばし作業をするとその特徴は際立つが、今回のようにフィルムスキャナーでデジタル化してもアナログ的ニュアンスを拾いきれないような気がする。
このカメラとCONTAX T3を一緒に持ち歩くと50mmレンズに35mmレンズの組み合わせとなり、1台を首から下げ、1台を腰巾着に仕舞ってしまえばかなり優秀なお散歩写真セットになる。筆者の場合、贅沢さえ言わなければこれで撮りたい写真の9割以上はカバーできてしまうだろう。
2005年1月31日記 |