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筆者が小さい頃遊んでいた場所は、路地や駐車場だったり、一時的に資材置き場に使われている場所だったりして、あまりちゃんと公園で遊んだ記憶がない。近所に公園がなかったためとも考えられるが、遊具という具体的な形で立ち上がっているものの遊び方は限られており、子供心にすぐに飽きてしまったためではないか、なんて今更考えている。ブランコはブランコだし、滑り台は滑り台で、下から逆に遡って上がっていくなんてことは今ではあまり歓迎されていない。別の遊び方を
したとき”危ない”、とか”ダメよ”なんて言われるとそこでもうしらけてしまって、それは愉しみとしての遊びではなくなってしまう。大人が考えて”こう遊びなさい”的に提供されたものなんて、よほど規模が大きくないと
子供はすぐに飽きてしまうものだ。大人から見てつまらない、と思
えるようなことが、実は子供にとっては一番楽しいことだったりする。筆者は暇さえあれば駐車場の片隅で球投げをして遊んでいた。
最近は、転ばぬ先の杖ではないけど、遊ぶ場所も制限されてきているようだ。筆者が小学生の頃は多摩川の河原へしょっちゅう友達と自転車で出かけていた。一人で出かけることもしばしばあった。東横線の橋梁下にある取水堰あたりですべって川に落ち、全身ずぶぬれになったこともあった・・・。楽しい遊びには程度の差はあるものの大抵は危険さと隣り合わせにある。危険をすり抜けることが楽しさを感じさせている気もする。現在は子供たちだけで多摩川河川敷に遊びに行くことは学校が禁止しているという。何も理由がなく河川敷遊びが禁止になることはないはずだから、何かあっての禁止措置なのかもしれないが。
最近休みの日に子供たちへ何処に遊びに行きたいかを聞くと、「多摩川!」と何のためらいもなく言われることが増えた。その次にリクエストの多いのがここ「新丸子公園」だ。東急が複々線化して高架下が広くなり、その空き地部分が公園として公開されているだけの場所だ。公園といっても貧弱な遊具が申し訳なさそうに4基設置してあるだけで、滑り台もブランコもない。高架線を支える太い柱がデーンデーンとたくさん立ち並び、1日中日陰のなんとも不健康な公園だから大人としてはあまり行きたくないのだけど、ここでボールを蹴ったりキャッチボールするのが子供にとっては楽しいらしい。なんだか遊び場を追われた都会の子みたいで哀しくなってくる。
写真は日曜日に子供たちとサッカーをしたあと、一休みしているときに佇んでいた遊具を撮影したものだ。
背に跨って乗り、地面に固定されているバネの力でビヨンビヨンと一人シーソーのように前後に揺らして遊ぶ遊具である。日陰のフラットな光線状態だったのでストロボをOFFにし、絞りは解放のF2.8に設定して絞り優先AUTOで撮影した。遊具の連続したRと質感、立体感がよく出ていると思う。色の
再現も濃い目で好もしい。さすがゾナー。いいレンズだ。
このときには別に数カット子供たちも撮影したが、赤が朱に少し寄ったコンタックス独特の感じが出ていた。
コンタックスは数年前にAriaを購入し、プラナー50mmやディスタゴン35mm、テッサー45mmを試したことがあったが、色の出方は今回のゾナーとそっくりだった。赤の印象が揃うと出来上がった絵の印象は決まってしまう。それだけ赤は重要なカラーなのだろう。
ただし、質感の表現は一眼レフ用のレンズよりもこのゾナーの方が優れている。
ローライ35Sにもゾナー40mmが付属しているが、こちらはコーティングがローライTFTとあって出来上がった絵の印象は全く違う。 |